2018年3月17日土曜日

坊主憎けりゃ今朝まで憎い

 シーバス7連敗中で昨夜もスカ食ってしまった。
 もう釣り方忘れているような気がする。どうやって釣るンだったっけ?

 とはいえシーバス釣りってハズすとこんなもんで、釣れないときには箸にも棒にもかからないっていうかハリに掛からない。
 そもそも1~3月のシーバス釣りって、寒い最中に海にルアーを洗いに行くような釣りであったはずで、南房総に産卵期のはぐれ個体が接岸するのを狙いに行っていたその昔には、魚掛けたら高確率でその寒いシーズン、最初で最後の個体になると分かっていたので死ぬほどドキドキしたし、あげたら脳内へんな汁がビュルビュルッっとほとばしって快楽に打ち震えたモノである。

 以前過去データ整理したときに、1~3月のシーバス釣り、10数年で80日ぐらい釣りに行って60日スカ食ってるのを紹介したけど、実際には3月後半の港湾部のバチ抜けの釣果が多くて、1月2月のデータで見たらもっと酷い有様だし、南房総の冬のサーフや地磯で釣った魚は、10数年毎年何回か挑戦していたけど、数えるまでもなく2匹しか釣っていない。確か73と66とサイズは良かった。ちなみにヒットルアーはコモモ125とフラットラップ10。だからこいつらは信頼できるんである。冬の海で洗ってきたルアーだもん。

 それが、ダイキリさんの連夜の出撃データと照らし合わせて、1~3月のバチパターンのハメ方がある程度分かってきて、近所ポイントで実釣を重ねてそれなりに「計算できる」と思える程度にはなってきていたので、釣れて当たり前ぐらいに傲岸不遜にも思いあがって自惚れて天狗になって調子に乗って粋がっていた。
 ある程度「計算できる」というのは間違っていないと思う。今季も1月から開幕ダッシュ成功で前半調子よかったし、多分今後何年とか長い期間で見ていけば平均的にそれなりに釣れてこの時期型の良いのも釣れるのでスズキ様もそれなりに釣れてくるだろう。
 だとしても、天気やら魚のご機嫌やらなにやらで、釣れなくても当たり前の釣りなんである。この程度のスカでへこたれてシーバス野郎がつとまるかというところ。この程度の苦戦は過去に何度も何度も経験してきたはずである。

 苦戦してスカ食っても、漫然と考えもなしに釣ってたんじゃなくて、一所懸命その時々で考えて釣れる確率を高めて釣り場に向かったとき、決してその釣りは無駄にはならず貴重な情報の蓄積になったり、精神的苦痛に耐える修行になっていたりする。はずである。
 「はじめの一歩」だったかのボクシングマンガでボクサーは過去食らったことのあるレベルのパンチまでなら耐えられるという話が出てきた。まあ実際には物理的に脳を揺らされて意識飛ばされたら耐えられるもクソもないんだろうけど心情的には良く分かる。
 10年以上やって2匹とかの苦戦に比べれば7連敗ぐらいどうってことはない。
 かつ、シーバス的には7連敗だけどコイだのマルタだのは釣れていて、魚の引きは楽しんでいて、別に本命じゃなくても楽しめる性格で良かったと思っている。ヘラ釣りも同時並行でやっていて、こちらはしぶとく釣果を出せているのもシーバススカ食っても耐えられる英気を養う一助となっている。
 南房総に車を走らせていた頃も、さすがにスカ食うのが当たり前の釣りだけではアクアラインを越える気力が湧いてこないので、良い潮のうちにシーバス狙っておいて、帰る前にシーバス探してさまよっている間に目星を付けておいた場所に入って、マアジとかマイワシとかオカズ釣りを楽しんでいた。
 一発大物を狙いに行くときには乗るかそるかの勝負であり、保険かけて小物の準備とかしていくべきじゃない、大物に集中しろという意見も読んだことがある。確かにそうだろうなと思うし、そういう厳しさがないから大物釣り師になれないんだろうとも思うけど、せっかく出かけたのに何も釣れずに帰ってくるのって寂しいジャンよ。
 というわけで、コイでもマルタでもボラでもエイでもどんとこいで、もうしばらく近所ポイントでシーバス狙ってみたい。まだ例年バチパターンが崩壊する頃にあがってくるハクが見えてないのでもうしばらくやれるのではないかと思っている。
 とりあえず、明日明後日の予定だったんだけど、やっぱり嵐が来そうな予報になってきて今日行っとかないとしばらく機会がなくなるかもしれない。

 ということで、昼寝したらまた天気予報見て作戦考えてみたい。
 ライン巻き替えて、ルアーのハリ先をチェックして、やることはもう決まってる。淡々とやっておきたい。

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